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木造住宅は本来、その材木の通気、乾燥が確保されていれば100年単位の耐久性が得られると言われています。
近年の住宅は、住宅構造そのものの耐久性よりも、設備、仕上げ、性能的不満足、そして間取りの不自由さ等の事情で建替えが行われています。 一般的な建替えサイクルは25〜30年と言われ、先進諸国の中で最も短いようです。 

「世界で最も高い住宅建築コスト」

「先進国の中で最も短い建替えサイクル」

スクラップ(Scrap) & ビルド(Build)

これは何かおかしいと思いませんか? 一生の買い物と購入したはずの家が25年や30年でスクラップになっていくのです。 一生のうちにもう一度家を建てなければならないケースも多いということです。
このことは環境にも大きな影響を与え続けています。 
多量に生産され、捨てられ続けるプラスチック系建材や各種構造材。 一体、この国はどうなっているのでしょうか? 
短いサイクルで建替えてもらわないと商売にならないと、大手メーカーの営業担当者が漏らす本音を耳にすることがあります。 既に生産過剰体勢であることは間違いありません。
たった10年で家の不動産価値がなくなってしまうような不動産流通事情もおかしいと思います。 
次世代の住宅は以下の条件を有し、100年のサイクルで生き続けることの出来る家であればと願うばかりです。 不動産価値云々以前に、一生暮らせて更にはご子息に引き継げる家であればと願います。
(1)木材を中心とした自然循環型資源を
 極力活用すること。
(2)断熱・気密・換気・木材の通気等の正しい技術。
(3)ランニングコストが低く、快適であること。
(4)将来のリフォームを考慮した間取りと
   構造の自在性を 有すること。
(5)メンテナンス性に優れた設備と
 内外装であること。
近年の住宅や建材は「メンテナンスフリー」をテーマとしてきました。 しかし、それは建材や住宅の設計寿命内のことであり、それ以上の使用を求める場合は全面改装を必要とすることです。 つまり、その費用が膨大となり、いっそのこと建替えるかという事になります。 大切なことは、如何にメンテナンスをし易いかという事ではないでしょうか?  近年の日本の家は、仕上げや構造を触るのがあたかもタブーなような印象があると思います。
外国の映画で住人が壁をローラーで塗っているのを見ることがあります。 そんな風に家とつきあいが出来れば、「長年愛せる家」になるのではないでしょうか。 それが家の本当の価値かも知れませんね。
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