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北欧住宅に関わって約6年になります。 デンマークとスウェーデンの住宅を扱ってきました。 それ以前の仕事は、某大手造船会社系列の設計・エンジニアリング会社に所属していました。
北欧住宅との関わりは、親会社である某大手造船会社が当時の輸入住宅ブームに乗じて始めた、デンマーク・ホスビー社のパッケージ輸入住宅事業により始まりました。
「この家は何かが違う。」 暖かく、快適であることは勿論、家の外観、インテリアデザイン、個々の建材の全てにおいて高いバランスでコーディネートされていました。 日本では「快適」と言うと、単純に温熱環境における議論が先行しがちですが、北欧では温熱環境は元より、デザイン面、質感(材質)面も随分洗練され、プラスチックの新建材で覆われている日本の住宅に比べると、見た目、触れた手にも快適で、飽きない良さが滲み出ている。 永く住むならこんな家が欲しいと心底思いました。
さらに、健康面(室内空気環境の汚染についてのテーマ、福祉住宅としてのテーマ)、そして、最も重要なテーマとして地球環境への負担軽減も確実に織り込まれていました。
このインテリジェンスに満ちた住宅建築のシステムを日本も見習うべきである。 とある特化した分野に過剰な商品性を謳うような商業スタイルではなく、個人の快適・健康から地球環境へと一本の筋書きで繋がった思想こそが次世代に求められる品質ではないかと思います。
この仕事を生涯の仕事にしたい。 これこそ天職だと思いました。
しかし現実は厳しく、受注棟数は伸びませんでした。 事業部として北欧住宅を扱うための知識、人的能力が余りにも不足していたことは云うまでもなく、それ以前に何も分からずに事業計画だけが先行していたことが気違いじみていたのです。 事業が収束して行き、「何とかしたい。これ程良い住宅を扱っているのに。」と悲痛な叫びは届かず、一度目の挫折を迎えました。
その後、とある縁からフルスペックスウェーデン住宅を扱うR社に入社することとなりました。 嘘や偽りの無い住宅を建てる本格派の会社です。 「もう一度北欧住宅をやれる! 天の導きだ!」と思い、北欧住宅事業に再度全力投入することになりました。 入社後3ヶ月で私は設計の責任者となり、スウェーデンメーカーとの技術部門の窓口担当も兼ねることになりました。
フルパッケージ輸入住宅、38条認定関連等、通常の住宅に比べて難しく手間のかかる事業でしたが、それらは日本の住宅産業構造の中でのことであり、家としてはとても素晴らしく、お施主様もとても喜んで下さいました。 もう少しエンジニアリングを深め、標準化を進めれば更に良い事業となったと思います。
しかしながら私の入社2年後に当時のオーナー会社がR社を売却。 新たなオーナー会社がR社の舵取りを始め、方針が根本的に変わることとなりました。 そこに私が想う北欧住宅ビジネスのスタイルはなく、個性的なオーナー会社にもついて行けずに二度目の挫折となりました。
二度の挫折を通じて、私の心の中にある結論が出てきました。
北欧のパッケージ輸入住宅は難しい。 大資本が手掛け、無理やり軌道にのせたとしても、内容は薄まるばかりで商品も人材も良いかたちでは育ちにくい。 所謂、「スウェーデンもどき住宅」となる。 そこに私の居場所も、私自身の必要性も無い。
こうなれば自分でやるしかない。シンプルな方法でやろう。 そして、良い家を造ってお施主さんに喜んでもらおう。 何といっても天職なのだから仕方がない。 お金はないが、アイデアだけは山程ある。
私の退職直後、R社の工務責任者であり技術部門の総括であった山口氏もR社を退社されました。 山口氏と私はR社の技術中枢の2本柱であり、山口氏も退職をされてからの紆余曲折の後、やはり、当時扱っていた第一級の家から頭も身体も離れることが出来ず、この意思を共有する者同士で独自の北欧住宅事業を始めることとなりました。
太田と山口氏のコラボレーションプロジェクトの始まりです。 
福島県で建設業を営まれている社長さんも事業への賛同を申し入れて下さいました。 金もなく、知恵もなく、ただ心意気だけで生きているような私たちにとっては本当に有難いことで、大きな勇気となっています。
親しい建築家を通じて、スウェーデン人のエキスポーターとも知り合いになり、彼等を経由してスウェーデンの優良な建材を直接輸入できることとなりました。 本来ならば、こちらの規模や信用など取引には様々な関門があるはずですが、 スムーズに流通ルートを押さえることができました。 このメリットは、私達のポリシーである「価値のあるものを適正な価格で提供する」に則って、お客様に還元できます。 そして、一人でも多くの方に「環境と人に優しい家」を建てさせて頂きたいと思います。

■Nordic Factory  代表 太田篤宏
  プロフィール

昭和42年 兵庫県神戸市生まれ
幼少時代の2年間を父の仕事の関係で、米国ワシントン州シアトル市で過ごした。 幼く先入観のない心で見たアメリカの大自然・街・人は以後の人生に多大な影響を与えたと思う。 物作りと自然が大好きな少年がそのまま大人になり、いつしかそれらを融合させる「家作り」の仕事に従事するようになった。
現在、大阪府枚方市在住。

二級建築士
  • 神戸商船大学商船学部機関学科卒業
  • 関西設計(株)入社 海洋構造物の特殊建造物の設計に従事
  • 日立造船(株)の輸入住宅事業に出向し、2年間デンマーク住宅の設計・施工・輸入関連業務に従事、デンマークホスビー社とのエンジニアリング窓口担当を兼務。
  • 関西設計退職後、レーナハウス(株)に入社。 設計開発部課長としてフルスペックスウェーデン住宅の設計、開発、及び、スウェーデンのミレシェ社とのエンジニアリング窓口担当を兼務。
  • レーナハウススウェーデン(株)退職後、独立してノルディック ファクトリーを設立。 スウェーデン住宅部材を輸入し、フルスペックスウェーデン住宅の開発と設計に従事している。 当時の上司であった山口雅孝氏とのコラボレーションで、ショーナ・ヒュース プロジェクトを立ち上げている。

住宅を手がけて、31年になります。 その最後の7年間にR社にてフルスペックスウェーデン住宅を手がけてまいりました。 残念ながら、R社のオーナー変更とそれに伴う方針変更により退社致しましたが、それまで経験し続けた日本的な在来工法住宅とは圧倒的に性能の違う住宅にめぐり合う事が出来たのです。 
もしスウェーデン住宅に出会わなければ、ある意味貧しく寒い住宅を未だに建て続けていたのかも知れません。 それまでの在来工法等については高級住宅を主に扱ってきましたが、これは同じ「高級」でも、高級資材・木材・建材を扱い、納まりを複雑にし手間のかかった住宅でした。 最後の7年間私が経験したスウェーデン住宅は、これらとはまったく違う次元の「高級・高品質」住宅であり、比較できる対象ではありません。 高級・高品質が材質や仕上げの範疇だけでなく、お住まいになる方の快適・健康、そして省エネルギーに直結しているからです。 つまり心身とも豊かになれる品質ですね。
最近はあちこちで、高気密・高断熱の家をアピールする業者がかなり増えてきてはおりますが、しっかりと施工管理がなされた、フルスペックスウェーデン住宅の性能には遥か及ばないようです。 第一に、本当に高気密・高断熱を理解している業者が少ないことが問題であり、その分からない者同士が気密や断熱の程度を議論し合っているのです。 「気密性能を高くしすぎるとシックハウスになる・・・?」等のご意見がその典型ではないでしょうか?
スウェーデン基準がこれほどまでに断熱、気密、そして換気に厳しいのは理由があり、本サイトをくまなく閲覧していただければご理解頂けるかと思います。 
スウェーデンフルスペック住宅には、その本当の良さ知ってしまうと他の住宅を扱えなくなる魅力が多々備わっております。 その意味の深さを一人でも多くの方々に体感して頂きたい一心で、この住宅を開発し手がけているのです。 
私たちは微力ですが、快適空気環境を望まれる方々、北欧スタイルを望まれる方々の為に、スペックダウンせずに経済的価格で、且つ、高性能の「本物の住宅」を供給して行きたいと思っています。

■ショーナ ヒュース 代表 山口雅孝
  プロフィール

昭和31年 兵庫県淡路島五色町生まれ
子どもの頃から木材を触り加工するのに興味があった為か小学生の頃から木材作品を創り、建築現場を良く見ていた。
その後大工に成るつもりで神戸にて修業。年季明け後数年続ける事になるが奥の深い建築全般に興味を抱き徐々に建築管理に移行していくことになる。

二級建築士
一級建築施工管理技士
  • 神戸工業高校建築科卒業
  • 大阪工業技術専門学校建築科卒業
  • (株)木下工務店入社 大工として本格高級木造・RC住宅を多数手掛けた。 入社5年頃より現場管理・監督を兼務することになり、その後設計管理見積等にも従事する。 専門である木工時は勿論、建築工事全般の知識と経験を25年間積むことになった。
  • (株)木下工務店退職後、(株)道田工務店に入社。 同社の輸入住宅事業部でフルスペックスウェーデン住宅(レーナハウス)の施工管理・積算・設計・営業業務に従事。
  • (株)ガデリウスによる、道田工務店輸入住宅事業部門の買収とレーナハウス(株)の設立。 それに伴い、同社の取締役技術部部長に就任。 レーナハウス(株)の技術部門全般の統括となった。 スウェーデン住宅を6年間手がける。
  • レーナハウススウェーデン?退社後、ショーナ ヒュースを設立。 スウェーデンのフルスペック住宅の開発・建築・販売に従事している。
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