「長期優良住宅とはどんなものだろう」
このようにお考えの方も多くいらっしゃいますよね。
今回はそのような方に向けて、長期優良住宅認定の基準について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
□長期優良住宅認定の基準について
1つ目は、劣化対策についてです。
数世代にわたって建物の構造体を使用できる必要があります。
劣化対策等級3かつ、構造の種類ごとの基準を満たしている必要があります。
2つ目は、耐震性についてです。
地震に対して、容易に改修ができるように損傷レベルの低減を図る必要があります。
3つ目は、維持管理や更新の容易性についてです。
耐用年数の短い設備や内装は、維持管理を容易に行うための措置が講じられている必要があります。
例えば、地中埋設配管がない、コンクリート内埋込配管がないなどといった基準が設けられています。
4つ目は、省エネルギー対策についてです。
断熱等性能等級4の省エネルギー性能が必要です。
5つ目は、居住環境への配慮です。
居住環境の維持向上に配慮する必要があります。
6つ目は、住居面積です。
床面積の合計は75平方メートル、1階の床面積が40平方メートル確保されている必要があります。
7つ目は、維持保全計画です。
将来を見据えて、建築時から点検や補修に関して計画を立てる必要があります。
□長期優良住宅に認定されるメリットについて
1つ目は、税制上で優遇措置があることです。
税額控除は通常年間40万円とされています。
一方で、長期優良住宅であれば、上限が50万円までに拡大されます。
それにより、年間で10万円、10年間で最大100万円の差があります。
2つ目は、住宅ローン金利で優遇されることです。
長期優良住宅に認定されれば金利引き下げが適用されることがあります。
3つ目は、補助金制度があることです。
長期優良住宅の新築リフォームにおいて、補助金を受けられることもあります。
例えば、地域型住宅グリーン事業を利用すると最大で110万円まで支給されます。
また、長期優良住宅課リフォーム事業において長期優良住宅が実現されると200万円から250万円の補助金を受け取れます。
長期優良住宅は性能が高いためコストが高くなりやすいです。
そのため、補助金制度を積極的に利用するとよいでしょう。
□まとめ
今回は、長期優良住宅認定の基準について解説をしました。
また、長期優良住宅に認定されるメリットについてもお分かりいただけたかと思います。
ぜひこの情報を参考にして、長期優良住宅について考えてみてくださいね。
ご不明点がありましたらいつでも当社へご連絡ください。