京都府で17年程経って約60㎡の床スノコがくたびれてきたため張替えとなりました。
既存スノコはスウェーデン製赤松防腐注入木材の為長いこと持ちこたえました。
床表面のスノコは水平面の為、雨曝しと直射日光の繰り返しでどうしても傷みやすいです。しかしながらその下部の構造根太梁は同じ木材でも健全な状態でまだまだ使えますのでそのまま利用で床スノコ板のみ張替。
新しいスノコはメンテナンス不要の硬質木材で施工。(尚保護剤を塗れば更に耐久性はアップします)
硬質木材は比重が高く0.91~1.1程度ととても思い木材になります。
耐久性は大まかですが15年から30年程度。樹種で多少変わります。
弊社ではマニルカラ、イタウバ、ウリン、セランガンバツ等を利用します。
無塗装での利用は数か月で赤色から落ち着いたシルバーグレーに変わります。
施工は大変で固定するステンレスデッキビスはそのままでは打込み出来ないので全てのビスは下穴と座彫りを行ってから閉め込みますので大変な手間がかかる施工となります。
写真は既存状況と新しいデッキスノコ張り。素材はイタウバになります。
一緒に手摺柵も更新いたしました。
更新の柵などは硬質木材で施工。既存柱とトッププレートは既存のまま利用しています。手摺は既存の柱と笠木のみ白塗装で柵などは無塗装でシルバーグレーに経年変化を楽しみます。
木製デッキは温かみがあり人にやさしい床となります。
樹脂又は樹脂と木材チップの合成樹脂製が結構出回っていますが味のある木製は止められませんね。
ありがとうございました。